そもそも、NGOで建築?という声も多そうな気がします。なかなか日本ではイメージはつきにくいかと思います。
でも、例えば欧米の建築家の中には、「社会」に対して関心を持ち、建築設計を通じて社会問題と向き合う方も大変多いです。
例えば、イギリスの悪名高い学校の改築を担当した建築家チームが、建築から学校を生まれかわらせようとした有名なプロジェクトもあります。
私ももともとヨーロッパで建築をさくっと勉強していたこともあり、そうした「建築が社会にできること」について現地で影響を受けました。
私が衝撃を受けたのが、『Architecture for Humanity』というUSの団体です。「建築は家のない人にこそ必要なものだ」というメッセージには、私もとても共感しています。
私が、アフガニスタンで一番勉強になったのが「自然の素材の強さ」です。
実際にアフガニスタンではUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)をはじめ、SFL (Shelter for Life Interntational)などの多くのNGOが現地で建築プロジェクトを行っておりました。
彼らのプロジェクトのすごさは、やはり徹底した「現地の素材・伝統の尊重」でしょう。
特にUNHCRに関しては、さすが国際機関といったところでしょうか。プロジェクトにおいて、現地の伝統的な日干しレンガのスタイルを採用し、現地の方々に自分たちで家を作ってもらう手法を行っていました。
(資料などに目を通すと、UNHCRは優秀な建築の専門家が多いみたいです。私も一度中で仕事してみたいなぁ…)
ある宮大工さんの言葉に「本物の建築は何百年と建っているもの」と聞いたことがあります。アフガニスタンでプロジェクトを成功させた上記の団体は、現地の素材が結局その土地に一番合った物だと理解していたのでしょう。私の団体のアフガニスタンでの建築プロジェクトは結局中止となりましたが、私はこの部分が一番の不成功要因だったような気がします。
最近は鉄筋コンクリートばっかりの日本を離れて、天からの素材の強さ・すばらしさをアフガニスタンで感じました。
帰国後、私は日本の伝統建築を少し知りたくなりました。
今は『木のいのち木のこころ』って本を読んでます。日本で建築勉強してない私は結構衝撃受けてます…
国際協力に求められる分野と言うのは、医療や食料、教育といった主だった分野だけでなく、言うなれば全ての分野(建築ももちろん含めて)が必要になると私は考えます。
国際分野に限らず、私たちがみんな社会の問題に目を向けて、自分のできること・やりたいことをしてもらいたいなと願ってます。
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